流れ星を見ました。
願い事を忘れて見とれていました。
空には雲は一つもありません。
それは決して満天に星が散りばめられていたからだけではなく、
いつもは見えない何億光年も彼方にある星々の光が僕の目をとらえたからなのでしょう。
その夜、
「星が瞬く」という言葉を真に理解した気がしました。
僕は 僕自身の 気持ちを 偽って そこに 存在している
お前は おまえ自身の 気持ちを 押し通して そこに 存在している
地の底から声が聞こえたのです。
僕ははっとなって、それが内なる声だと気づきました。
そして、何らかの答を見出そうとし始めたのです。
答はYESかNO。だけど、無数にあるのです。
僕は歩きました。
これは求道なのだと思いました。
答えるためにはまず違和感を払拭しなければなりません。
僕は歩きました。
灼けたアスファルトの上でした。
ある大河の端でした。
白昼の闇の中でした。
僕が求めるものはそこにあるのでしょうか?
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