深夜、明かりを消した部屋の中で、
「人間は死んだらどうなるんだろうか」
と考えたことがない人はいないんじゃないかな。
そして、「自分は"死ぬ"ということを受け入れられるのか」と。
今日は少し重い話です。『残り時間』の話です。
一般的に考えたら、20歳の人より、80歳の人のほうが、
人生の残り時間は少ない。
だから、お年寄りを大切にしなさい、
まぁ、そうだよね。
肉体的にも衰え、物忘れがひどくなる。
何をするにも時間がかかり、同じ事を何度も聞く。
こんなことは、年をとれば当然のことだ。
でも、機嫌が悪かったり、イライラしていたりすると、
つい、怒鳴ったり、意図してキツイ言葉を投げかけたりしてしまう。
今まで、自分は、このことを重く考えていなかった。
でももし、その言葉を最後に、タイムリミットが訪れたら・・・
その人が突如としてこの世の中から消えてしまったら・・・
どうだろう?
きっと自分を責めるだろう。
何であんなことを言ったのかと後悔するだろう。
一生忘れられないだろう。
目の前から消えてしまったら、
顔かたちは思い出せても、声は忘れてしまう。
記憶の中の声もおぼろげになってしまう。
(最近気づいたんだけど・・・)
だから、軽はずみな言動はしないようにしよう。
そう心に決めた。簡単なことではないんだろうけどね。
まずは心がけから。
なぜこんなことを思ったかというと、
(読書感想文化していますが、)
村山由佳の『天使の梯子』を読んで少し考えたことです。
興味があればぜひ。
『天使の卵』を先に読むことをお勧めします。
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