その刹那、どうしても伝えたい言葉がある。一回性の強い言葉を綴りたい。
日記を書こうという思いが浮かんでは消え、立ち消えたと思ったら浮かんでくる。
それでも書くというところまで踏み込めないまま、夏が、秋が過ぎてしまった。 9月から念願の中学校で働き始め、 なかなか慣れない日々が続いた。 初めての中学校の業務、日々の授業、行事・・・ なかなか詰まらない生徒との距離。 年度の途中から入っていく難しさもあった。 でも、一日一日を精一杯こなしていくうちに、 生徒との距離も少しずつ縮まり、少しずつ学校にも慣れていった。 校長先生と教頭先生はいつもさりげなく気にかけてくれている。 分からないことがあれば教えてくれる先輩の先生方がいる。 一日はあっという間だ。 楽しいからかもしれない。 特に11月の後半からは本当に一息に冬休みまできてしまった。 3月の契約終了が迫ってくる。 最初の頃は、まだまだ先だと思っていたその時が、いまはだいぶ身近に在る。 そして、いまのスピードでいくと、三ヶ月なんてあっという間なんじゃないか、そう思う。 今、担当しているのは2年生。彼らには中学校生活があと一年ある。 自分にはあと三ヶ月しかないのだ。 3年生になった彼らを見ることはできないのだ。 できることなら、もう一年、彼らと過ごしたい。 それができないことだって、そんなの分かってるさ。 でも、割り切りたくない。 今、この時点で、中学校で働いてよかったと思っている。 あの時、あの夏の終わりに、自ら下した決断は間違いではなかった。 「別れる」日にちが決まっているなら、 一緒に過ごせる時間が決まっているなら、 おのずと答えも決まっている。 彼らの中にひとつでも多くのものを残したい。 PR 2007/12/23(Sun) 17:33:31
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