その刹那、どうしても伝えたい言葉がある。一回性の強い言葉を綴りたい。
四年だった。
19だった。 塾講師として働いた歳月。 教えることが自分のライフワークだと思った。 宿命だった。 この道は通るべき道だった。 通るべくして通った道だった。 いつかは通り過ぎる道だった。 若かった自分と今の自分は比するに値しなかもしれない。 それが成長だ。 嫌なものは嫌だと言い切り、露骨に感情表現した。 生徒に対してはただ「優しい」だけの先生だった。 ある程度、感情の制御ができるようになり、 生徒に対してほんの少しだけど、厳しさをもてるようになった。 途中、教えることから離れようと思ったこともあった。 でも、「行き着く先」はそこしかないと気づいた。 気づかされた。 「良い先生だ」と 「ありがとう」と 言ってくれる生徒たちが今の自分の根底を支えている。 その瞬間こそ、その言葉をもらったときこそ、 自分のやってきたことが報われたと感じる。 今年の頭に愛着にみちた自分の居場所を去ると決めた。 現状維持では惰性になる。更なる成長をしたいという思いがあった。 来年度、何をやるにしても、絶対やっていける気がする。 その自信の裏づけなど何も無い。 ただ、何でもやってやろうとは思うのだ。 この労働に対する前向きさを今は信じたい。 春。 この春は何かが変わる。 「行き着く先」への本格的なスタートをきる。 希望に満ちた旅立ちの季節だ。 PR 2007/03/29(Thu) 15:27:35
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