その刹那、どうしても伝えたい言葉がある。一回性の強い言葉を綴りたい。
三年間勤めた学校を旅立つ。
それは三年前から分かっていたこと。 だからこそ、卒業生たちにこれだけの思い入れをもって育ててこられた。 やはり異動はしんみりする。 生徒たちとの別れも、先生方との別れも。 いろいろなことがあったはずなのに、良い思い出しか浮かばない。 離任式であいさつしているとき、咄嗟にこみ上げるものがあった。こらえた。 大好きな三年生ともほとんど会話しなかった。 きっと、もっと、もっと、つらくなると分かっていたから。 その後の送別会では、主任の顔を見て大号泣。 主任の別れの言葉に大号泣。 最後の最後まで大好きな三年生と遊びまくった年度末だった。 離任式の挨拶。 おはようございます。 私が、この瑞穂中学校で、教師としての第一歩を踏み出してから、早いもので三年が経ちます。この三年間、楽しいこと、うれしいこと、つらいこと、しんどいこと、さびしい想い…たくさんありました。だからこそ、本当に充実した三年間でした。 三年生。 私は、君たちと一緒にこの瑞穂中学校やってきて、共に三年間を過ごし、この瑞穂中学校を旅立てることを本当にうれしく思っています。この三年間、たくさん怒りました。厳しい言葉もなげかけました。行事の前、行事の最中、必ずだれかとぶつかりました。でも、それ以上に、君たちと「心が通じた」と思える瞬間がたくさんありました。それがいちばんうれしかった。瑞穂中学校での三年間、必ず君たちがそばにいました。君たちからは、教師という仕事がこんなにもやりがいがあって、こんなにも楽しいということを改めて気づかせてもらいました。数ある中学校の中で、この瑞穂中学校にきて、長い人生の中の君たちの三年間に巡り合えたことに感謝しています。本当にありがとうございました。 バレー部。 私は、君たちとともに夢を追うことかできたことを絶対に忘れません。練習中、何度も怒りました。でも、最後まで努力することをあきらめず、ついてきてくれてありがとう。目標を達成したときの、心の底から湧きあがるようなあの喜びを分かち合えたこと、絶対に忘れません。君たちとバレーができて本当に幸せでした。ありがとう。 そして、今。 新たな生徒たちへの思い入れを形成中。 でも何よりも、Infiniteは職員が最高だった。 主任と担任のチームワーク。そして生徒への愛。 だからあの子たちは、人の気持ちのわかる「あたたかい」学年に育った。 これを今の子どもたちに。何とか伝えてやりたい。 PR 2013/05/12(Sun) 21:02:56
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