その刹那、どうしても伝えたい言葉がある。一回性の強い言葉を綴りたい。
3月6日、卒業式。
今まで見た卒業式の中で1番感動的な卒業式でした。 張り詰めた空気の中で行われる卒業証書授与。 送辞、そして答辞。 答辞の途中で感極まり、言葉につまる前の生徒会長。 涙を拭う生徒が、1人、また1人と増えていく。 そして、最後に三年生から担任の先生へメッセージ。 卒業生合唱『旅立ちの日に・・・』(written by 川嶋あい) 「いつのまにか時は流れ もう今日は卒業の日 人はいつか旅立つものだけど いつの日にか またどこかで 会える日がくるからね 輝く日々をわすれないで」 3年生はもう涙がとまらない状態で一生懸命歌っていました。 その姿に久々に胸を打たれ、あついものを感じました。 今、一年部を担当していて、2年後のことを考えずにはいられませんでした。 まだあどけない、問題も多いあの子達にも、必ずこの瞬間は訪れる。 そのとき、きっと自分は彼らの傍にはいないんだろう・・・ それも分かっているから、分かっているからこそ、 3年部の先生が羨ましくて仕方がない。 この瞬間があるから、この仕事をやっていられる。 そう話す先生たちは多い。 まだその瞬間にめぐり合えていない。まずは正採用。そういうことだ。 今、担任をしている1年生。 彼らを3年間受け持って卒業させられたら、間違いなく感涙だ。 たった1年一緒に過ごしただけで、 あいつらとの別れがたさを感じているのだから、 卒業となればもう言うことない。 今年最後の学活、思いのありったけを話してやろう。 彼らの成長をめいっぱい褒めてやろう。 彼らをどんなに好きだったか放してやろう。 このまま、このまま3年間過ごせたら・・・と何度おもったことか。話してやろう。 来年持ち上がれるか分からない。 だからこそ彼らに何か残してやろう。 学級担任をさせてもらえる。 それはすごくすごく幸せなことなんだ。 改めてそう思う。 PR 2009/03/07(Sat) 19:26:19
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