その刹那、どうしても伝えたい言葉がある。一回性の強い言葉を綴りたい。
もう3年も放っておいてしまった・・・。
柏崎に来て、3年目。初めての3年担任。 このままいけば、きっと初めての卒業生。 夏休みが明けて、初日。 初めて授業をボイコットされる。 「担任への意思表示」だとそいつは言ってたっけ。 別れようという恋人を引き止めるように、何度も男同士で気持ち悪いくらい話したっけ。 その二日後には暴力事件。 正直、1週間で体育祭を仕上げなければならないのに、 なかなかうまくいかなかった。 担任がいないなかリーダーたちはよくやった。 それでも担任とリーダーのコミュニケーションは抜群だった。 時間がない中でも、全員の方向性は揺るがなかった。 そんな嵐のような1週間の最後が体育祭だった。 今までの苦労がすべてはじける笑顔に変わっていた。 生徒たちは本当に良い顔をしていて、きらきら輝いていた。 結果、わが軍は、賞を一つも取れなかった…。 1週間、あれだけバタバタしたんだから、しょうがない。 でも、あいつら本当によくやってた。 悪いけど(担任のひいき目だけど)、ほかの軍より、ずっと悩んで、努力していた。 だから、賞を取らせたかった。 たげど・・・ 恨みごとの一つも言わずに、「最高に楽しかったからそれでいい」ってみんなが言った。 君たちだから、その言葉を言えるんだ。本当に頑張ったから、言い訳なんかしないんだ。 そして、今週、私の誕生日の日。終学活。 いつものように日直が司会を進める。「係や委員会から連絡はありませんか」 ・・・。だれも何も言わないのに、司会が進まない。 そしたら、日直が、「○○くん、今日何の日だっけ?」と言い出した。 「先生の誕生!いつも世話になってる先生にハッピーバースデーを歌います。みんな立ってー」 と言って、クラス全員でハッピーバースデーを歌ってくれました。そして色紙をもらいました。 最初、何が起きたか分からなくて、「えっ?」「えっ?」「何?」「何?」とうろたえるばかり。 顔がだんだん熱くなってきて、涙が出そうになった。 その後、ボイコットした子が、 「いつも迷惑かけてるから、何か喜ばせることないかって考えたんだよ」だって。 ものすごくうれしかった。 今のクラスは、今までにないくらい、 うまく伝わらない、うまくいかないって思うところが多くて、果たして大丈夫なのか?って思うことも多いけど、 ちゃんと伝わっていた。これがあるから、がんばれる。 うまくいかないけど、その分、すっげーかわいいんだよなー。 最高だ。 卒業式どうなるんでしょう。 PR 2012/09/15(Sat) 20:28:01
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