その刹那、どうしても伝えたい言葉がある。一回性の強い言葉を綴りたい。
この地に来て2年が経ち、3年目となった。
その間に卒業生を1度送り出し、 「最高」と思えるクラスにも出会った。 でも、ケンカができる相手はいなかった。 そして、ついぞ忘れることもなかった。 3年2組。学年一の問題児?だったあいつと、 ケンカをして3か月も口を利かず、そのまま卒業させてしまった。 お互いに嫌いだったわけではない。 (当時は、嫌いだったかな?) あのときは、それが1番の方法だと思った。 だけど、終わり方だけを見れば、 「間違い」だったのかもしれない、とも思った。 昨日、知らない番号からの着信。 2度も着信があったのでかけなおした。 男の人の声。 「〇〇です」と名を名乗った。 あいつだった。 自分の成長や苦労や、これからの希望や、 あの頃のこと、昔の仲間のこと… たくさん話した。 とにかくうれしかった。 あのとき、口を利かずに送り出し、 それを「正解」だと言い聞かせていた。 でも、「想い」だけは伝わっているとも思った。 伝わってた。 あの時から、ずっと、心の中で止まっていた時間が、 動き出した。 そんな気がした。 自分も大人にならなくちゃ。 PR 2015/04/18(Sat) 21:31:26
~その1~
7月15日海の日。 前任校の卒業生たちに誘われ、刈羽で遊ぶ。 体育館の予約とか全部あいつらがやってくれて、 大人になったなーって感じた。 でも、変わってなかったー。 何より、いい顔してた。 勉強とかいろいろ大変そうではあるが、 充実してない顔をしてる奴は一人もいなかった。 すごく楽しかったーーー 最初は久しぶり感あったけど、すぐに元に戻れた。 いとおしい時間だった。 きっとあいつらとの関係はこうやって続いて行くんだろうなーって思った。 そのうちに成人して飲みに行くこともあるのかなって。 隣のクラスの担任の先生もサプライズで来てくださって、うれしかった。 あの子たちの話をしている時間はあっという間に過ぎていく。 帰りの高速で、いろいろな思い出がよみがえってきた。 思わず瑞穂シック再来。 やっぱり3年て大きいよね。 3年間みっちり関わってきたんだから。 心が通じているって思うもん。 次はいつかなー。楽しみだ。 ~その2~ 8月3日、瑞穂で練習試合。 その週は、面談とかいろいろ忙しかったけど、それを支えに頑張れた。 本当に。 前々日には、旧学年委員メンバーから突然の着信。 最初はだれか分からなかった。懐かしかった。 そして、嬉しかった。花火するなら呼んでくれよな~。 当日。 実は全然眠れなくて(遠足前の子どもみたいに笑) 着いたら、まずInfinite学年の先生方に迎えられた。 全然、違和感無い。やっぱり最高・最強の学年部だ。 その後、卒業生が続々登場。 会えて良かった。まず、元気で良かった。 少し大人っぽくなったかな。 その子たちに、 「先生、ものすごく楽しそう」 と言われた。 これ実は最高のほめ言葉だ。 今、前と比較して、目の前の子たちと向き合えていない。 そんな気がしていたから。 だから、少しは向き合えてきた証拠なのかなと…。 今の子たちに全力投球しようって思った瞬間だった。 そして、先生方や保護者の皆さんにも随分温かく迎えてもらった。 うちの子ら、アイスやお菓子もらって大喜びだった。 温かい❣❣これが瑞穂の良さ。自慢。 大好きなInfinite学年、そして瑞穂の人たちと一日過ごせて、最高だった。 いつまでも、 こうやってときどきでいいから、瑞穂の人たちと関わりたい。 そしてInfiniteの成長を見ていきたい。 2013/07/20(Sat) 21:09:48
三年間勤めた学校を旅立つ。
それは三年前から分かっていたこと。 だからこそ、卒業生たちにこれだけの思い入れをもって育ててこられた。 やはり異動はしんみりする。 生徒たちとの別れも、先生方との別れも。 いろいろなことがあったはずなのに、良い思い出しか浮かばない。 離任式であいさつしているとき、咄嗟にこみ上げるものがあった。こらえた。 大好きな三年生ともほとんど会話しなかった。 きっと、もっと、もっと、つらくなると分かっていたから。 その後の送別会では、主任の顔を見て大号泣。 主任の別れの言葉に大号泣。 最後の最後まで大好きな三年生と遊びまくった年度末だった。 離任式の挨拶。 おはようございます。 私が、この瑞穂中学校で、教師としての第一歩を踏み出してから、早いもので三年が経ちます。この三年間、楽しいこと、うれしいこと、つらいこと、しんどいこと、さびしい想い…たくさんありました。だからこそ、本当に充実した三年間でした。 三年生。 私は、君たちと一緒にこの瑞穂中学校やってきて、共に三年間を過ごし、この瑞穂中学校を旅立てることを本当にうれしく思っています。この三年間、たくさん怒りました。厳しい言葉もなげかけました。行事の前、行事の最中、必ずだれかとぶつかりました。でも、それ以上に、君たちと「心が通じた」と思える瞬間がたくさんありました。それがいちばんうれしかった。瑞穂中学校での三年間、必ず君たちがそばにいました。君たちからは、教師という仕事がこんなにもやりがいがあって、こんなにも楽しいということを改めて気づかせてもらいました。数ある中学校の中で、この瑞穂中学校にきて、長い人生の中の君たちの三年間に巡り合えたことに感謝しています。本当にありがとうございました。 バレー部。 私は、君たちとともに夢を追うことかできたことを絶対に忘れません。練習中、何度も怒りました。でも、最後まで努力することをあきらめず、ついてきてくれてありがとう。目標を達成したときの、心の底から湧きあがるようなあの喜びを分かち合えたこと、絶対に忘れません。君たちとバレーができて本当に幸せでした。ありがとう。 そして、今。 新たな生徒たちへの思い入れを形成中。 でも何よりも、Infiniteは職員が最高だった。 主任と担任のチームワーク。そして生徒への愛。 だからあの子たちは、人の気持ちのわかる「あたたかい」学年に育った。 これを今の子どもたちに。何とか伝えてやりたい。 2013/05/12(Sun) 21:02:56
3月7日卒業式。 いつかはこの日がくると分かっていた。 「卒業」って本当はすごく喜ばしいことのはずなのに、 なんでこんなに切ないのか。 きっとそれが3年間で築き上げられた思い入れ。 前日までは、「泣くわけない」と本気で思っていた。 最後まで説教だった。 今年は学級経営で正直失敗したかなと思うこともあって、 そのかみ合わない感もあり、気持ちが乗らない気がしてた。 当日。 朝、教師になって初めて、出席を取った。 そのときから何か変な心地だった。 卒業式。 卒業生が入場して、証書授与。 途端に主任が泣き崩れたのが横目で分かった。 そして、別のクラスなのに、バレー部の生徒の名が呼ばれた瞬間、 ダムが崩壊した。 「すごく立派になったな」とか 「もう会えなくなるな」とか、 今までの思い出が次々とよみがえってきた。 「走馬灯」ってこのことかと思った。 自分のクラスの呼名ができないほどだった。 気を取り直して、呼名へ。 何とか冷静に読み上げられた。 しかし、わがクラスの子たちの立派な姿を見ていたら、 徐々にこみあげてくるものがあった。 そして、普段はおとなしい生徒の返事がとても堂々としていたのを聞いて、胸が熱くなった。 それを横目で見ながら、「泣いてんじゃねーよ」と言わんばかりに、 目の前を通過していく生徒もいた。 送辞の文言、そして「旅立ちの日に」 ~今、別れの時、~がヤバかった。涙があふれ続けた。 答辞。生徒会長が、こちらを向いて、「先生方ありがとうございました」といった瞬間。 そして卒業合唱「栄光の架橋」 生徒たちみんなが大号泣。女子はもちろん、やんちゃな男子たちも。 それでも歌うのがわが学年。 そして、代表生徒のメッセージ。 貧血で休んでいたのに、マイクなしで言うもんだから感動が最高潮。 職員も、来賓の皆さんも、在校生も、もちろん卒業生も、 みんなが涙涙の感動的な卒業式だった。 そして、 「生徒たちが先生たちが来ないと動かない」と多目にいる」という知らせ。 言ってみると、学年全員が並んで、3学年の先生方へお礼を言うと。 随分、育ったな。学年委員。 泣きながら伝えてくれるメッセージにまたしても涙が。 そして、生徒たちもみんな泣いてるし。 良い学年になったなー。 最後の学活。 作ったDVDをみんなで見て、話をして、みんなで写真を撮って、 写真とDVDを渡して、3の2は終わった。 晴れやかだった。 とてもすがすがしかった。 だけど、この子たちのことが本当に好きだなって思った。 いとおしい時間だった。 初めての卒業生。絶対忘れないな。 翌日。 だれもいない教室。 授業のない1日。 ぽっかり空いた食堂。 3年の気配がない学校。 分かっていたのに。 あいつらがどれだけ自分の中で大きい存在だったか、思い知らされた。 出会えてよかった。 日本でたくさん中学校があって、その中のたった一つのこの中学校で、 この子たちの3年間に巡り合えたことを感謝している。 2013/03/16(Sat) 21:31:17
もう3年も放っておいてしまった・・・。
柏崎に来て、3年目。初めての3年担任。 このままいけば、きっと初めての卒業生。 夏休みが明けて、初日。 初めて授業をボイコットされる。 「担任への意思表示」だとそいつは言ってたっけ。 別れようという恋人を引き止めるように、何度も男同士で気持ち悪いくらい話したっけ。 その二日後には暴力事件。 正直、1週間で体育祭を仕上げなければならないのに、 なかなかうまくいかなかった。 担任がいないなかリーダーたちはよくやった。 それでも担任とリーダーのコミュニケーションは抜群だった。 時間がない中でも、全員の方向性は揺るがなかった。 そんな嵐のような1週間の最後が体育祭だった。 今までの苦労がすべてはじける笑顔に変わっていた。 生徒たちは本当に良い顔をしていて、きらきら輝いていた。 結果、わが軍は、賞を一つも取れなかった…。 1週間、あれだけバタバタしたんだから、しょうがない。 でも、あいつら本当によくやってた。 悪いけど(担任のひいき目だけど)、ほかの軍より、ずっと悩んで、努力していた。 だから、賞を取らせたかった。 たげど・・・ 恨みごとの一つも言わずに、「最高に楽しかったからそれでいい」ってみんなが言った。 君たちだから、その言葉を言えるんだ。本当に頑張ったから、言い訳なんかしないんだ。 そして、今週、私の誕生日の日。終学活。 いつものように日直が司会を進める。「係や委員会から連絡はありませんか」 ・・・。だれも何も言わないのに、司会が進まない。 そしたら、日直が、「○○くん、今日何の日だっけ?」と言い出した。 「先生の誕生!いつも世話になってる先生にハッピーバースデーを歌います。みんな立ってー」 と言って、クラス全員でハッピーバースデーを歌ってくれました。そして色紙をもらいました。 最初、何が起きたか分からなくて、「えっ?」「えっ?」「何?」「何?」とうろたえるばかり。 顔がだんだん熱くなってきて、涙が出そうになった。 その後、ボイコットした子が、 「いつも迷惑かけてるから、何か喜ばせることないかって考えたんだよ」だって。 ものすごくうれしかった。 今のクラスは、今までにないくらい、 うまく伝わらない、うまくいかないって思うところが多くて、果たして大丈夫なのか?って思うことも多いけど、 ちゃんと伝わっていた。これがあるから、がんばれる。 うまくいかないけど、その分、すっげーかわいいんだよなー。 最高だ。 卒業式どうなるんでしょう。 2012/09/15(Sat) 20:28:01
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